地域住民や各機関と協働できるソーシャルケアのプロ集団を目指す

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介護の魅力を語る   

職員インタビュー01 池澤 梓
池澤 梓 写真1

高齢化社会のなかで注目の仕事。異業種から介護職へ転職。

もともと私は、介護職とは別の職種で働いていましたが、介護職に興味を抱いたのは、現在の高齢化社会のなかで注目の仕事であったことが大きいと思います。また、祖母が亡くなったときに寄り添うことができなかったことがずっと心残りでした。そこで、ホームヘルパー(現、介護職員初任者研修)の資格を取り非常勤でフレンズホームに入社しました。その後常勤職員となり、現場での実務経験を経て、介護福祉士の資格を取得しました。
現在は専門職として、利用者さんの援助を行っています。

寄り添い、観察することで利用者を知り、自立支援を促す。

私が働く上で大切にしていることは、利用者さんの自立支援を促すことです。すべてを介助するのではなく、利用者さんが自力で動作できるように補助する役割です。車イスはあくまで移動手段と考えています。食事の際はなるべくイスに座って頂くために、その方にあったイスの高さを採用していますね。特に、食事提供の際は、その方の好みを伺い「こういうのなら食べるかな?」と試すことで生活歴を想像します。根気よく利用者さんに寄り添い、観察することで利用者さんの好きなものが分かってくるんですよ。そういう少しの気づきや発見で利用者さんが喜んで頂けることが、私の喜びですね。

池澤 梓 写真2

利用者の自己実現のために、個別ケア・イベントを企画立てる。

当ホームでは「利用者さんがやりたいことを実現する」ことを手助けします。日常のなかでのやりとりから、利用者さんの好きなことやこれまでの生活習慣などを聞き取ることで、その方に合った個別ケアの企画立ても積極的に行っています。あるケースワーカーの話ですが、会話のなかで利用者さんがふと「宇宙が好きなんだ」と言ったそうです。そこで「プラネタリムに行くのはどうだろう」とイベントを企画し、実際にプラネタリムへ行きましたね。普段ならすぐに「帰りたい」と言う方が、プラネタリウムではそんなこと一言も言わなかった。そのくらい楽しんで頂けたようでした。利用者さんの好きなことの実現のために、ある程度自由にイベントを企画しているのです。

池澤 梓 写真3

介護職員は、「利用者との関わりが好き」 であることが大切なポイント。

3年前から、新人の方1名に対し、指導者1名をつける「チューター制度」を導入しました。一対一にすることで質問しやすい環境をつくり、最終的な判断は誰の指示に従えばよいかが分かり、働きやすいと思います。職場は20~30代が多く皆協力的で、やると決めたら一緒に進んでいけるような関係性です。これから介護職に就こうとしている方に求めることは「利用者さんとの関わりが好きであること」。人が好きでコミュニケーションがとれなければ、ただの業務になってしまいます。私たちは常に利用者本位で物事を考えるべきですし、そのためにはコミュニケーションや観察力が大切になってくるのですから。

成長することで、より仕事の楽しさを得られると思います。

私もはじめの頃は、自信のなさが前面に出ていたと思います。 けれど働くうちに自信もついてきて、責任感も強くなったと実感しています。通常業務だけで手一杯になってしまう職員も多いですが、それも徐々に余裕を持って働けるようになりますよ。そのときが、利用者さんとの関わりが本当に楽しいと感じるときだと思います。